1.秋の学習会を開催します


 石破茂首相は9月7日辞任を表明し、自民党は10月4日に高市氏を総裁に
選んだ。その自民党総裁選の最中において、なぜか野党勢力からも消費税
減税の声は聞こえなくなってしまった。
 先の参院選では、消費税減税・廃止など消費税減税が大争点となり、消
費税減税を掲げた議員が初めて衆参で多数になった。それこそが国民の声
ではあるために、国会は「消費税減税」の実現に向けて早急に議論を開始
すべきである。
 不公平な税制をただす会は、消費税の廃止を目指しつつ、当面5%減税、
インボイス廃止を求めて運動し、財源も具体的に示してきた。
 総裁選後の新たな情勢のもと、「消費税減税をいかに実現するか」と、
消費税の減税額の財源を法人税・所得税の累進課税の強化に求めた最新の
財源論を中心に学習懇談会を開催する。
 この学習会はZOOMでも同時発信するので、ぜひ積極的に参加していた
だきたい。なお、ウェビナーID: 851 4645 1802 パスコード: 338140で
あり、講演の資料は当日のZOOMにて配布する。

テーマ:「消費税減税をいかに実現するか」

日 時 :2025年11月4日(火)  午後1時30分〜4時30分予定

場 所 : 衆議院第2議員会館第1会議室

講 演:「少数自公政権下の税財政改革と2025年度版財源試算」
      浦野広明共同代表・立正大学法制研究所特別研究員・税理士

報 告:1 地方法人税課税の総合累進化/石橋映二地方税研究者
    2 米国の民主主義の可能性の衰退を問う/武石鉄昭税理士
    3 OECDにおける消費税の欠陥/荒川俊之税理士
    4 年金制度の現状と打開の方向を考える/長谷川元彦税理士


案内兼申込書はこちらからダウンロードしてご覧ください。





2.国会懇談会と2025年度定時総会を開催します


不公平な税制をただす会の「公平な税制を求める国会懇談会」と
2025年度 定時総会を下記のように開催いたします。
是非ご参加ください。

日  時 : 6月5日(木曜日)  午後2時〜午後5時

場  所 : 衆議院第二議員会館 多目的会議室

記念講演 : トランプ関税と日本経済
      講師 鈴木宜弘 東京大学特任教授

基調報告 : 講師 浦野広明・元立正大学法学部教授・共同代表

第 二 部 : 不公平税制な税制をただす会2025年定時総会
      (午後4時頃開始予定)



記念講演のレジュメはこちらからダウンロードしてご覧ください。


案内兼申込書はこちらからダウンロードしてご覧ください。


ウェブ配信を希望される場合は
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 パスコード:406545
または、
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でアクセスしてください。



事務局長 荒川俊之




3.新春「国会懇談会」開催報告


2月3日(月曜日)の新春の懇談会のレジュメを掲載いたします。
3年ぶりで野党三党から国会議員と公平な税制につき懇談できました。
お忙しいなか参加いただきました国会議員の先生方に感謝いたします。
また、参加された皆様もありがとうございました。
今後とも当会の活動につきご支援をよろしくお願いいたします。

【1】2025年度予算案と税制改正案の問題点と展望
    浦野広明/元立正大学法学部教授・共同代表

   


【2】軍拡増税許すな! 消費減税しても財源はある!
      菅隆徳/税理士・共同代表

   


【3】英国の年金制度から「年金の壁を考える」
    長谷川元彦/税理士・運営員

   



不公平な税制をただす会(通称:公平税制を求める会)
事務局長 荒川俊之




4.過去の出版物


パンフ第1弾 「消費税増税はやめて、税金は大企業から取れ」

パンフ第2弾 「韓国で前進する税務士資格制度」

パンフ第3弾 「近時、韓国における納税者権利保護の実態」

これは、2018年に韓国税制調査団を派遣した際に得た情報を基に、
皆様方への報告書となります。

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財源問題を解決! 安心な暮らしを実現する税へ
         不公平な税制をただす会 編
『消費税を上げずに社会保障財源38兆円を生む税制』

     

はじめに――考えてみよう日本の税制と社会保障
序 章 日本の税制はこんなにおかしい
1,拡大する税金の不公平/2,税金は法律にもとづいて納めるもの/3,日本もギリシャのように財政破綻国なるのか?/4,消費税増税でも財政赤字は変わらず,人々の生活も苦しく―安倍政権の失敗/5,消費税に頼らなくても財源はある
第1章 景気を悪くし,生活を苦しくする消費税
1,そもそも,消費税とは何か?/2,消費税は景気を悪くする/3,消費税のおかげで巨額の富を得る大企業/4,軽減税率で,食品は安くなる?/5,「社会保障のために消費税を使う」は本当か?/6, 消費税タイプの税金は国家にとってよくない!――アメリカの選択
第2章 所得税は高い? 安い?
1,勤労者に厳しい日本の所得税/2,働く人の税金と資産家の税金どう違う/3,株のもうけには安い税金しかからない!?/4,配偶者控除の廃止をどう考える?
第3章 日本の住民税は重い
1,住民税,どうして社長も私も10%?/2,「所得割」一律10%の,どこかおかしな理由/3,低所得者を直撃する負担増/4,株のもうけや配当金の税率は半分の5%/5,住民税の均等割はすぐに廃止すべき/6,なぜ住民税は高いのか?/7,個人住民税を負担能力に応じた公平な税制に
第4章 日本の法人税は高くない
1, 法人税の二つの考え方―会社の利益は会社のものか,株主のものか?/2,巨大企業は極小で中小企業は極大の税負担/3,「日本の法人税は高い」というまやかし/4,トヨタ自動車は法人税を払っていなかった/5, 中小企業の税負担は増加――法人事業税の外形標準課税/6,中小企業には低く,大企業には高く
第5章 不公平な税制をなくせば社会保障財源が得られる
1,財源試算(増収)のポイント/2,税金は福祉社会建設のために使うもの/3,税の使い方(歳出)の見直しのポイント/4,不公平な税制をただせば38兆円強の増収に/5,税金は,豊かな社会保障を実現するために





代表委員 浦野 広明   菅 隆徳
事務局 荒川 俊之   谷 正幸