不公平な税制をただす懇談会を開催報告
不公平な税制をただす会が国会議員の先生をお呼びして、不公平な税制をただすための懇談会を開催しました。不公平な税制をただす会では、この数年において新春学習会や総会記念講演を議員会館にて開催してきました。議員会館で開催する意義は、不公平な税制をただす会の存在を知っている国会議員が少なくなってきたということがひとつ。そして、法人税率の度重なる引き下げと消費税の税率の引き上げにより、不公平な税制をただす会が目指してきた応能負担原則に基づく税制が大きく崩壊していくことを食い止め、かつ応能負担原則に基づく税制を構築する方法があることを国会議員に知っていただくたこと。そのために、国会議員が参加しやすい議員会館で行うのがより近道と考えてのことでした。
今までも国会議員の方に参加していただいていたのですが、より広く国会議員の方と私たちが一緒に勉強する機会を増やしていくものとして開催していきたいと考えています。そこで、今回は、創立40周年記念誌も発行した機会を捉えて、この懇談会に前に不公平な税制をただす会は、与党も含めた参議院議員および衆議院議員のうち208名に以下の要請活動を行いました。
(1)不公平な税制をなくし公平な税制を構築するために、不公平な税制をただす会が創立40周年を記念して発刊した書籍を税制改正に活用して欲しいこと(各国会議員へ書籍「消費税をあげずに社会保障費38兆円を生み出す税制」を贈呈)、
(2)不公平な税制をただす懇談会に参加して欲しいこと
その結果として、立憲民主党、日本共産党、社民党、沖縄の風に所属する国会議員およびそれらの党の秘書が参加していただけ、そして立憲民主党、日本共産党の国会議員4名から挨拶をいただき、実際に参加されました。
実は、不公平な税制をただす会が、これだけの要請活動を行うのは初めてのことでしたが、超党派として活動してきた団体として、各政党に呼びかけた結果、この要請活動では、自由民主党の若手の会(消費税率を8%から5%を求めている会)として活動している国会議員と接触ができましたし、また自由党の秘書からも消費税率を引き下げることを求める声があったり、さらには日本共産党の国会議員の秘書から「あの書籍を電気新聞の書評でジャーナリストの森永卓郎さんが絶賛」していると教えていただいたりと、少なからず成果がありました。
これを機会に、不公平な税制をただす会の認知度を上げ、故北野弘久代表幹事や故谷山治雄代表幹事が目指してきた不公平な税制をなくし応能負担原則に基づく税制の実現を目指して行動していきます。ぜひ、不公平な税制をただす会への入会または記念誌の普及(アマゾンで購入していただくと弾みがつきます)につきご協力のほどよろしくお願いします。
最後に会員またはその関係者が、私たちの勉強会により多く参加をいただければ、さらに国会議員の参加が増えるのではないかと思います。ぜひより多くの方に参加をお願いします。また、今回参加いただいた会員またはその関係者の方々には、この場をお借りして感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いします。
(不公平な税制をただす会事務局長 荒川俊之)



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   財源問題を解決! 安心な暮らしを実現する税へ
         不公平な税制をただす会 編
   『消費税を上げずに社会保障財源38兆円を生む税制』


     

はじめに――考えてみよう日本の税制と社会保障
序 章 日本の税制はこんなにおかしい
1,拡大する税金の不公平/2,税金は法律にもとづいて納めるもの/3,日本もギリシャのように財政破綻国なるのか?/4,消費税増税でも財政赤字は変わらず,人々の生活も苦しく―安倍政権の失敗/5,消費税に頼らなくても財源はある
第1章 景気を悪くし,生活を苦しくする消費税
1,そもそも,消費税とは何か?/2,消費税は景気を悪くする/3,消費税のおかげで巨額の富を得る大企業/4,軽減税率で,食品は安くなる?/5,「社会保障のために消費税を使う」は本当か?/6, 消費税タイプの税金は国家にとってよくない!――アメリカの選択
第2章 所得税は高い? 安い?
1,勤労者に厳しい日本の所得税/2,働く人の税金と資産家の税金どう違う/3,株のもうけには安い税金しかからない!?/4,配偶者控除の廃止をどう考える?
第3章 日本の住民税は重い
1,住民税,どうして社長も私も10%?/2,「所得割」一律10%の,どこかおかしな理由/3,低所得者を直撃する負担増/4,株のもうけや配当金の税率は半分の5%/5,住民税の均等割はすぐに廃止すべき/6,なぜ住民税は高いのか?/7,個人住民税を負担能力に応じた公平な税制に
第4章 日本の法人税は高くない
1, 法人税の二つの考え方―会社の利益は会社のものか,株主のものか?/2,巨大企業は極小で中小企業は極大の税負担/3,「日本の法人税は高い」というまやかし/4,トヨタ自動車は法人税を払っていなかった/5, 中小企業の税負担は増加――法人事業税の外形標準課税/6,中小企業には低く,大企業には高く
第5章 不公平な税制をなくせば社会保障財源が得られる
1,財源試算(増収)のポイント/2,税金は福祉社会建設のために使うもの/3,税の使い方(歳出)の見直しのポイント/4,不公平な税制をただせば38兆円強の増収に/5,税金は,豊かな社会保障を実現するために





代表委員 浦野 広明   湖東 京至  菅 隆徳
事務局 荒川 俊之   谷 正幸